フィットレベラーは、セルフレベリング工事後に施工される貼り物、塗床材、タイルなどとの接着性が強く、様々な用途の下地調整材として使用可能です。接着力を表す下地接着強度は、JASS 15 M-103（セルフレベリング材の品質基準）により0.7N/ｍ㎡以上とされていますが、フィットレベラーは1.9ｍ㎡であるため（表１）、安心して使用していただけます。

また、コンクリート床に直接レベリング材を塗ると、床面が水分を吸収しすぎてしまい、材料の硬化不良や密着不良が起こる可能性がありますが、専用プライマーFAシーラーは下地への接着増強性能を備えたアクリル系水性シーラーのため、フィットレベラーがコンクリート素地に高密着するため、後に施工する貼り物等との接着性が向上するため耐久性が高まり剥がれ等を抑制します。

フィットレベラーは自己水平性があり、流し込むだけで平滑になるため施工性が高いと同時に職人の熟練度によるばらつきがなく、精度の高い美しい床下地を作ることが可能です。完全終結時は3時間半でモルタル施工とは異なり次工程に早く取り掛かることができるため工期の短縮につながります。

セルフレベリング材の品質規準、JASS 15 M-103に従って試験を行った結果、材齢28日目の圧縮強度は品質基準20以上に対し、34.1N/mm2 であるため様々な貼り物にも安心してお使いいただけます。

・圧縮強度*¹
　材齢1日 10.6 N/mm2
　材齢7日 27.7 N/mm2
　材齢28日 　　 34.1 N/mm2
*¹調合(質量比)粉体：水＝25kg：4.9kgの試料による試験結果