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INTERVIEW

愛情を込めて創る

短期間で圧倒的な業績を上げ、各所で引っ張りだこの女性がいる。

創業して1年9か月、2児の母親。
前職は航空会社の客室乗務員という異色の経歴を持つ女性だ。

七種珠水。
顧客は著名人や富裕層の方が多く、リピーターも非常に多い。
お客様や、スタッフからも「ナナさん!」と親しみを持って呼ばれる彼女。

建設業という仕事への誇りと、人並み外れた熱い想い、異業種ならではの葛藤、
そして、彼女の無限の未来に向けた展望を聞いた。

1700泊以上のホテル宿泊が磨いた感性。この1年半の出来事



L&B 代表 七種珠水 (Saikusa Tamami)
空間プロデューサー / 全国民泊同業組合連合会理事

客室乗務員(CA)の頃の彼女は
空間プロデュースの勉強をするわけもなく
日々、目の前のお客様、
そして飛行機の安全な運行のために従事していた。

毎日目まぐるしく国内を飛び回る中で
疲れた体を癒してくれたのは
ホテルの部屋だ。

仕事柄、多くのホテルに宿泊をして
品質の高いサービスや空間に触れる機会は多く、
一流ホテルに泊まることが、彼女の趣味でもあった。
しかし、それが後々仕事に生かされるとは思いもしない。

子どもを出産した後もCAの仕事を続けていたが、
子どもともっと一緒にいたいという想いとの葛藤は少しづつ大きくなっていった。

そんなある時、
二つの偶然が重なった。

一つはAir bnb(民泊宿) を全て自分で運営し、
20代という若さで多額の収益をあげていた人物との出会い。

そして二つ目は、友人からの提案だ。
ママ友達として親しくしている友人から、麻布十番に空き部屋を持っているという話しを聞き、気軽な気持ちでAir bnbの話をした。
そこで友人から「あなたが代わりにマンションの部屋を運営してみない?」と提案を受けたのだ。とは言っても、全くやったことのない仕事。
段取りなども分からない。


一番最初にデザインした民泊のお部屋。

とにかく自分が今まで泊まってきたホテルを思い出し、気持ちの良い空間やサービスを作って、Air bnbで運営をしてみたところ、その部屋が思いのほか爆発的な人気となった。
それを知った友人から、自分のAir bnbの部屋も作ってほしいと声がかかることになる。
これが空間プロデュースの仕事との最初の出会いだった。

すぐに次のデザインも依頼され、CAの仕事をしながらではあったが丁寧に丁寧に空間を作り上げていった。
次々と手がけた部屋が反響をよび、彼女は全国民泊同業組合連合会の理事を依頼してもらえるまでになっていく。

元々母親はインテリアが好きな人で、
家の中はセンスの良い家具で揃えられ
いつも気持ちの良い空間を作ってくれていた。
元々のセンスに加え、育った環境と、
1700泊以上のホテル宿泊で
彼女の感性はいつの間にか磨かれていたのかもしれない。

評判が評判を呼び、仕事の依頼が多方面から届いた。
ここでついに大好きなやり甲斐あるCAの仕事から身を引く決意をした。
愛する子どもたちとの時間を大切にしたい想いも後押しした。
自分の感性を生かしながらお客様に喜んでもらえて、
図らずも子ども達との時間まで手に入れられるチャンスを得ることになる。

初心者だからこそ超一流に学ぶ


空間プロデュースを始める前から彼女にはポリシーがあった。
それは何かを学ぶ時、相談したい時はその業界のトップに聞くということだ。
自分よりも何倍も優れた経験や、知識を持った方に直接教えを請う。

いちCAであったため、経営が何なのか分からなかった彼女は
上場企業や上場を目指すような会社が参加する経営塾に個人事業主ながら飛び込んだ。
また、インターネットで学べる経営塾にも並行して入り、時間を見つけては経営について学んでいる。

彼女は今の自分を飛行機で例えてくれた。
飛行機が一番ガソリンを消費し、エンジンを全開にするのが飛び立つとき。
自動操縦で水平飛行にたどり着くところまで
とにかく駆け上がるのが今なのだと。

その駆け上がるステップを
経験者や成功者にまなび、
限られた時間をより濃いものにするためなら
自己投資に迷いは無いという。

見た目の華やかな印象以上に、潔いビジネスへの姿勢、経営者思考が際立っていて驚かされてしまった。

彼女の父親は敏腕の営業が得意な経営者、そして叔母も営業成績で表彰をされるような現役のセールスウーマンだそう。
血筋で括るわけではないが、彼女の経営者視点はそういった刺激ある環境も要因だろう。

著名人や富裕層の方々から選ばれる理由

彼女のもとに入ってくる仕事はそのほとんどが紹介やリピーターだ。

当初は民泊用の空間作りをメインにしていたが、その評判から個人宅の依頼も増え、
今では個人宅、オフィス、と依頼の幅が広がっている。


L&B ホームページより。同社ホームページには高級感溢れる施工事例が掲載されている。

依頼主は著名人、経営者や富裕層の方が多く、扱う資材も海外からの輸入品や、一流メーカーのものが多い。
そのため、彼女は創業8ヶ月ほどで
日本最大手の某家具販売店が提携するインテリアデザイナー約900名の中で発注金額がダントツの1位となった。(現在もそれは続いている)

それにしても、なぜ彼女がこんなにも
富裕層顧客から求められるのか。
彼女自身も理由は分からないそうだ。

ただとにかく
常に心に「愛情」を持って接すること、
それはいつでも心においていると話してくれた。

お客様に媚びるわけではなく
お客様にとって良いと思えばダメ出しもするし意見は率直に伝える。
そこには上下関係とは違う
対等な人間同士のコミュニケーションがある。

個人宅の場合は、特に部屋という一番プライベートな部分を作るわけなので、
表面上だけでなく、色々な話をしてともに空間を作っていく。

お客様のため、そして自分自身、会社として恥じない仕事をしたいという想いは
そばで仕事をする協力業者にも伝わるようで、
「L&Bの代表は絶対に妥協を許さない。納得いくまでとことんやる。だから超一流から仕事が来るんだな。」という施工店担当者の声もある。

彼女の愛情はお客様だけでなく
家具の買い付け先、壁紙屋、大工、クロス屋、、彼女の仕事を支える人たちにも同じように向けられる。
「一度関わった方はほとんど友達になっちゃうんです(笑)」と嬉しそうに笑って話してくれた。
協力してもらう業者さんを依頼する時も、長くお付き合いしていきたい想いがあり、ご縁や信頼ある方からの紹介を大切にしている。

全てが順風満帆なように感じるが、
異業種から建設業に入ってきたこともあり、まだまだ理解できないことも多い。初めて現場で悔し泣きをしたのは、自分の理解不足を痛感した時だ。

職人さんの価値観やコスト感、仕事の進め方、その全てが彼女にとっては新しく
理解が追いつかないものだった。

そんな様子を見た会社の仲間からの助言に、自分自身の経験や理解が追いつかないもどかしさ、情けなさに涙が止まらなくなったという。そして、厳しくも真っ直ぐに、言いにくいことも伝えてくれる仲間は財産だと強く感じたそうだ。
自分に対して悔しくて泣く。そこに彼女の本気さを感じた。

L&Bの展望

今の彼女の課題は組織や仕組み作り。
仕事が増える状況に感謝をしながらも、
あまりに短期間の間で多くの仕事に対応してきたために、
会社の土台を作ることがまだできていないと感じているのだ。

「私自身がまだ経営者として未熟なので、何が正解なのかやってみないと分からないんです。本当に毎日がトライアンドエラーの連続で。会社として安定した収益を維持する仕組みを作ること、組織体制、など課題は多いです。一つ一つクリアにして法人化の準備を進めている真っ最中なんです。」

そして「お客様にとってのファーストコールな会社でいたい」と笑顔とともに強い視線で教えてくれた。

「何かある時に、まずナナさんにお願いしよう!って、あそこなら間違いないよねって言ってもらえる会社。どの人や物件であっても、確実に一定の高水準な高い満足感あるものを提供する会社でありたい。
1年前に携わった案件のお客様が、「ナナさんだったらまた良いもの作ってくれるよね」って気持ち良くリピートしてくださったり、私を色々な方に紹介してくださったりします。差別化なんて大層なことはできないけど、そんな風にお客様に言っていただけるような、より近い存在であり続けたいですね。会社ですから利益の追求も必要です。が、自分にできることであれば精いっぱい考えたいし、やれることは全部したいと思っちゃうんです。
そういうことしていると、いつの間にかお客様から施工以外の相談もされるようになったり、自分もぶっちゃけた相談したりなんかして(笑)、どんどん友達みたいになって、施工が終わる頃にはすごく信頼してくださっていることがよくあります。
人間同士つながって、より近い存在だと感じてもらい、信頼を積み重ねていけたら嬉しいですね。」

その日、取材をさせてもらった場所は、都内でも有数のタワーマンション内にあるオフィスの現場。
女性が3名仕事に勤しんでいた。
まだ完成前の雑然とした現場でありながら、美大生のアトリエに来た時のような空気が流れていた。
仕事をしているクリエイターの姿にはセンスの良さが漂っている。
それもそのはず、中島美嘉さんの部屋を手がけたデザイナーの丹地良子さんだった。良い空間を創るために、L&Bは常にクリエイターもトップの才能とコラボを重ねている。

空間プロデューサーの入る現場ってこんな感じなのかと驚かされた。
女性が多いこともあって、現場内は笑顔と、コミュニケーションに溢れて活気がある。
若い人たちが憧れるアーティスティックな建設業の姿がここにある気がした。

これから法人化し、今まで以上のスピードで素晴らしい空間を作り出していくであろうL&B社。
どれだけスピードアップしても、根底にいつも「愛情」を持って突き進む同社から今後も目が離せない。

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