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INTERVIEW

「1分2分で済むことを疎かにしない」独立への将来性No.1。AIMイズムとは。

職人として仕事をしていれば、
必要な技術を身に着け管理者へ、そして独立、
現場で腕を奮い、明るく野望に満ちた将来を描くこともあるだろう。

しかしいざ時が来ると、

上司からは
「今辞められたら困る。」
「給料上げるから残ってくれないか。」
いろいろな条件を出されて
どうにか離れていかないようにと縛り付けられることがある。
有能な職人ほど自分の力量を試そうとし、
会社が小手先の条件で抑えつけることで、モチベーションは低下していく。


防水工事を主とする
「AIM株式会社」代表 尾山弘晃も同じだった。
次のステージを目指そうとする社員達を、
快く送り出してやれなかったのだ。

だが、その行く手を阻むような行動は、
自分自身をより一層深い悩みへと陥れた。

彼が1番大事にしているもの、それは「仲間」だ。
それなのに、未来に希望を持った仲間を
引き止めるようなことをしていいのだろうか。

従業員も息子も同じ。
親元を離れやってみたいことだってある。

 考え抜いた末に、彼はお互いwin-winになれる関係を導き出した。

AIM株式会社ができるまで

年間10億を越える工事をこなすAIM株式会社。
創業は平成17年。
当時29歳の防水職人だった尾山弘晃。

尾山は中学を卒業後、
代々続いた地方郵便局の実家を継ぐことを拒み
防水屋の仕事を始めた。
2〜3年勤めたが、
スーツを着て働くことへの憧れもあり
その後しばらくは
コピー営業や旅行会社の営業など職を転々とする。
しかしどれも長続きはせず、
結局ある程度仕事が板についた
防水屋の仕事が恋しくなり、
24歳でこの世界でのキャリアを再スタートさせる。

2、3社を経験し、徐々に任される業務の幅が広がった。
仕事の面白さを覚え、家庭を築いたことで防水屋に腰を据える決意を固める。

それから、日給月給で働いていたにも関わらず、曇りでも休みにしてしまう当時の親方に痺れを切らし、
1人親方の道を選んだ。

「生活がかかっているので出面を稼ぎたかったのですが、
親方とは連絡が取れなくなるし、
現場もどこだかわからないしで行くに行けず。
それで周りから1人でやってみたらどうだって
仕事も確保してくれて、
独立しました。

最初は150万の仕事を請けるのも怖くて、
赤字になったら…と尻込みしていました。
その時、お前ならできるよって言ってくれる
周りの方々の支えがあって、
1件、また1件と数をこなしていくうちに
現場を回すことにも慣れていきました。

家業を継がせたかった両親の期待には
応えられませんでしたが、
最後には私の選んだ道を信じて応援してくれたことには、
本当に感謝しかありません。」

尾山は自分を恵まれた人間だと言う。
どれほど窮地に立たされても、いつも周りに手を貸してくれる人がいる。
だがその根底には、尾山の道理を外さない人間性があるように感じる。

出会った後にどんな結末になろうとも、1度知り合った者へは感謝を持つ。
退職者や前述した親方もそう。
過去の経験に1つも無駄なことはなく、
それが今を作っていると、力強い視線で言う。

従業員の間違いも、赤字やミスは二の次で、人としての行いを正す。
それ以外、叱ることは滅多にないという。

「若い頃は自分もやんちゃだったので、
自分のことは棚に上げています。

私が30歳40歳を過ぎてから気が付いたことを、
10代20代で学んでもらえれば
よっぽど凄い経営者になれるんじゃないかなって。
とはいえ、
言っておきながら自分への戒めにもしています。(笑)」

これが個々に引き継がれ、
AIMイズムなる企業体質を形成していったのだろう。

AIMの結束力。それは社内の雰囲気から。

指示待ち人間は作らない、自ら動ける人を育てるAIM株式会社。
休日出勤や代理出勤も、困っている仲間がいれば一丸となって助け合うのが当然だという。

外国人実習生が富士山に行きたいと言えば、
折角日本にいるのだからその間に一緒に連れて行こうと、
社長抜きでも社員が企画する。

これには傍から見ていても嬉しかったと語ってくれた。

「私が口を出さなくても皆が率先して支え合い、
相手のことを思って行動してくれています。
こうした発想は、会社の雰囲気が良くなければ生まれないものだと思っています。
だからこそ高い人間力とモチベーションを維持したいのです。
“仕事をやらせる"というのは嫌なので、
自ら行動を起こせる人をどんどん育てていきたいと思っています。」


この思いやりが、
ちょっとやそっとでは辞めない社員との連帯感を生み、
創業当時からのコアメンバーは
今なおほとんどが在籍しているという。

AIMを年間売上10億を越える企業へと発展させたのは、
「誠実さ」だった。

過去には1年で4倍以上の売上を叩き出したことも
あるというから驚きだ。

しかし、これほど強力なメンターや仲間がいても、
「経営」という観点で言えば全くの初心者だった尾山。
その道程で、致命的な痛手を負うこともあった。

賞与を出したくても出せない損失

日本企業では当たり前になっている
年に数回のボーナス。

尾山も創業前、まだ職人として勤めていた頃には
その時期を楽しみにしていた。
しかし建設業ではボーナスを出さない会社も多く、
それを分かっていても
期待し待っている自分がいたという。
実際に貰えないと知ると、肩を落としやる気を失った。
その経験から、
AIMはボーナスを支給できる会社にしたかった。

だが現実はそうはいかず、
法人化して間もなく600万の赤字を出してしまう。

大規模修繕が多い同社の工事は、案件の規模が大きい分それだけコストもスパンもかかる。
赤字となればその金額も馬鹿にならない。
この時は3件の工事でマイナスになってしまった。
当時の売上はまだ1億未満。
そこへ600万という数字は重くのしかかり、従業員に還元できる利益を失った。 
尾山は従業員を集め、伝えた。

「申し訳ない。今回のボーナスが出せない。」

「全員集めて状況を説明しました。
俺も頑張るから、皆にも頑張って欲しいと。

あの時、何も言わずにボーナスをカットしていたら、
皆ふてくされていたと思います。
"なんだよ、ボーナス出ないし、社長も何も言ってこないじゃん"って。
言いにくいことでも、ちゃんと伝えたから納得してくれたんです。
言うか言わないかたったそれだけの差。
そういう1分2分で済むようなことを疎かにしないように心掛けています。
電話1本でもそうです。
あるかないかで相手の受ける印象はガラッと変わりますからね。」

それ以降、従業員の結束は一段と強くなり、
毎回のボーナスも支給出来るようになったという。

一言伝えておけば状況は違っていたのに、なんてことはよくある話だが、
蔑ろにしがちなこの些細なコミュニケーションが、
社員のやる気へと繋がっているのがよくわかる。

自分だったらこうして欲しいということを常に考え、従業員と接するという尾山。
お客さんから良いフィードバックがあれば、真っ先に本人に伝える。
同じ仕事でもこの会社では間違いなくやり甲斐を感じられるだろう。
それは会社の制度にも現れている。

AIMで働く将来性

一期一会を大切にし、
寝る間を惜しんで飲みに誘っては
職人を探していた時期もあったという尾山。

ピーク時には自家手の職人も40人に増え、
仕事をお願いできる協力業者も
100社まで抱えるようになった。

しかし従業員をいくら可愛がっていても、
独立という前向きな退職願いは突然やってくる。

話を切り出される度に、困り果てた。
いなくなられたら困る。
だが一方で、本人のやりたいことを尊重せず繋ぎ止めておくことにも違和感を感じていた。

どうしたらいい関係を保てるのか。

導き出した答えは「独立支援制度」だった。

将来社長を目指す従業員に対し、
資本金の提供や仕事・人材の確保、
ノウハウの継承まで、
AIMのグループ会社としての独立を支援する。

起業後も本体からの仕事を請けてもらうことで、
人材不足は解消され、
独り立ちに不安を抱く者にとっても
直ぐ側でサポートしてもらえるのは
互いに嬉しい制度である。


それでも完全に親元を離れ、
全てゼロから始めたいという者に対しては、

「くすぶっているようなら、
いつでも連絡してこい」と、
暖かくエールを贈るのだという。

職人から、管理者、そして起業家へ。
ここにはそのステップが整っている。

そうして仲間の施工会社をグループに持つことで、
請けられる業務の間口を広げ、
AIMは防水工事主体の会社から
あらゆる専門工事を引き受けることが可能な
総合建設会社へと進化を遂げる。

"AIMに頼んでおけば、なんとかしてくれるだろう"
このイメージを、もっと根強く植え付けていきたい。

その為にこの夏、本社を用賀に移転する計画も進んでいて
新卒・中途採用も行う予定です。
年齢や経験にはこだわらず、
一生懸命生きていく気持ちがあれば一から育てます。」

仕事も人間力も、現状に満足することなくどこまでも成長し続けるAIM株式会社。
“悩んでも仕方ない”という超プラス思考な考えを持ち、
社員の意向も柔軟に受け止める尾山率いるこの会社の今後と、
新社屋となる用賀本社の完成が楽しみだ。

http://www.a-im.jp/

事業内容 ビル・マンション・一般住宅 新築改修工事全般、内装リフォーム
工事内容 躯体補修工事、シーリング工事、防水工事全般(下地補修工事・ウレタン塗膜防水工事・長尺、塩ビシート防水・アスファルト防水・FRP防水工事等)、塗装工事、仮設・足場工事、タイル工事、洗浄工事、建築工事全般、内装リフォーム、解体工事、外構工事
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