足場工事会社の教科書vol.1

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足場工事会社の教科書vol.1

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[2018/01/18]

弱冠24歳ながら圧倒的なスピード感と行動力を持って着実に事業を拡大させている足場工事会社 株式会社山上建設 代表取締役 山上卓也氏。
会社の組織作りや職人さんの定着について悩んでいた際に足場ベストパートナー(ABP)と出会う。
出会いから1年満たない短期間で大きな変化を遂げた山上さんとABP代表取締役 伊藤氏との対談インタビュー。職人の独立支援サービス開始!という驚きのサービスについてもお話を聞きました。

組織づくり・人財定着・営業、悩みは多い。

山上卓也氏(24) (株)山上建設 代表取締役 栃木県内にて鳶・足場工事業を行う。16歳 から鳶職人となり、21歳で独立。現在13人の職人さんとともに事業拡大中。

山上(以下「山」):以前は求人や職人さんの定着にも悩んでいましたし、 若いという年齢の壁にぶち当たって「若いせいで」相手にしてもらえないと考えていました。

会社をどう組織化していけばいいのかもボンヤリとしたままで、でも何か変えなくてはいけないという事はハッキリしていたんです。そんな時に伊藤さんと出会いました。

ABPから得たメリットはたくさんありますが、いくつかあげると、たくさんの人と繋がって、繋がりが会社の実益につながったり、僕自身を成長させてくれています。若さを弱みから強みに変えるヒントもいただきました。 会社としても、組織作りの基礎ができ、目指すべき会社の在り方が明確になりました。そのお陰で、自分の考えを相手に伝える時の「伝え方」も大きく変わりましたね。それが人財採用にも繋がっています

僕だけでなく、伊藤さんとの個人面談や全体会議を通して、若手職人さんが会社のために発言したり、考えて動いてくれるようになったのも嬉しいメリットでした。短期間ですが、会社がものすごく変わっていっているのを実感しています。

 

伊藤さんは具体的にどんな事をしたんですか?

伊藤大輔氏 (株)足場ベストパートナー 代表取締役 (株)アイランド・ブレイン 取締役 25社以上のコンサルティング、営業支援 は300社以上。特に建設業経営支援に注力

伊藤(以下「伊」):まずは、山上さんがどうしていきたいのかを徹底的に掘り下げて共有しました。僕の仕事は経営者の目標を達成することですから。

山上さんに初めてお会いした時に一番印象的だったのは、本当に礼儀正しい方だということ。そして行動力もめちゃくちゃある方で、会社を本気で良くしていきたいっていつも考えている。僕は何千人という職人さん達に会って話を聞いて、うまくいっている会社さんの仕組みや組織づくりの方法を知っていますから、山上さんとの目標の共有がガッチリできれば、目標に合わせた課題解決の方法を実践していきます。

職人さん全員に、どんな課題があるか?不満や不安も出し合ってもらったり、職人さんとの個人面談を行なったり、全体でのミーティングを行なうなど、山上建設さんには、とにかく"話し合う場"を多く作ってもらいました。

これは山上建設さんに限りませんが、多くの会社が会社内でのミーティングを軽く見ていたりします。社長が話すだけでなく、職人さんからも意見を聞いて、会社を良くするには、自分にできることは何か、気付いた事なども共有していくんです。

”職人だから”打ち合わせはしなくていいという言い訳をしていたらいけないんです。

 

伊藤大輔氏と山上卓也氏対談中のお写真

 

打ち合わせにて職人さんから素晴らしい意見が出てきたことが嬉しかったと話す山上氏

山:”職人だからこそ”打ち合わせをしなくてはいけないんですよね。 それに、そういう中で若手の職人さんから、本当に良い意見が出たりするんですよ。

僕たちだけで打ち合わせしていた頃には出なかった。なんか伊藤さんいると和むというか(笑)雰囲気いい感じで意見も出てきやすい気がします。

うちの若手のS君も伊藤さんのことを慕っていますし、伊藤さんは若い職人さんと相性良いですよね!人の意見を取り入れやすかったり、自分を変えることもまだまだできるのは若さの良いところで。

伊藤さんからの話を自分のものにして自分ができることからまず実践し始めています。

 

 

KJ法を使って、職人さんが考えていること不 安や不満などもどんどん出て改善点が見える

伊:社長が話しても伝わらないことが、僕から話すと伝わることもある。これは僕だからというか、第三者からの話が入りやすいっていうのもありますよね。僕は経営者さんだけでなく、そこで働く職人さんともめちゃくちゃお話します。たぶんコンサルタントの中で日本一職人さんと話してるんじゃないかな(笑)。

最初は職人さんたち「打ち合わせとか面倒だな‥」とか、「ダルい‥」という感じから始まります(笑)。でも僕はそういった会社の職人さん採用や、定着支援も多くやらせていただいて、たくさんの成功事例を見てきたので、全然気になりません。それが普通です。

相手が社長とか、職人さんとか、肩書きに関係なく、僕は100%素のままで 対人間として話しを聞いて、話しをして、一緒に良い会社にするための方法を探します。そうしているうちに一体感が生まれていくんですよ。

 

 

山上建設さんの経営理念やビジョン、ミッション、行動指針の作成を伊藤氏とともに作成した

山:伊藤さん本当に鉄のハートですよね(笑)。 僕の会社も最初は「何やるんだよ‥」って面倒くさがる人もいました。

そういうのが嫌で実際に抜けていく人もいましたし。

でも、僕は会社を「夢を現実に」できる会社にしたいと本気で思ったので、その経営理念に一緒に取り組んでくれる仲間が残ってくれていると思います。

伊藤さんと一緒に、僕の考える経営理念やビジョン、ミッション、行動指針などを明確にして作り、社内に伝えていきました。

最初は面倒くさそうにしていた職人さんも、何度も打ち合わせを重ねる中で、自分なりの意見を出したり、自分自身の目標を定めたりと、目に見える形で 一致団結する方向へ変わっていきました。

僕自身も、今までより現場や、教育、資金についてなど、幅広く会社全体のことを職人さんたちに話すようになりました。

僕が考えていることを職人さんや会社の全員にしっかり伝えること、例えば経営理念を説明するときだって、そもそも”経営理念”って言葉の意味から話したり、相手がちゃんと理解しているかを確認しながら話しを進めたり、何かに例えて話してみたりと工夫するようになりました。

想いや考えをしっかり伝えたことで、役員や営業担当などの理解を得て、営業方法もマニュアル化され、良い反応が起こりました。

 

 

山上建設さんの場合は一番若い人財が社内改善に賛同してくれて、それが会社全体の刺激にもなっている

そして一番若い職人さんにも会社の目指す方向が伝わって、その子が考え、動いてくれることで、社内の中堅職人さんたちにもとても良い刺激になるんです。

ピラミッドみたいに上からジワジワ伝わっていくのかと思っていたら、経営者と、一番若い層、この上下から会社全体に良い流れが浸透していっています。

 

他社への視察会で感じたABPの品質

記者 >山上さんは学びたいという意欲も強いんですね。ABPでは全国の優良な足場工事会社さんへ訪問して経営者視察会を開催していますが、山上さんもABPの経営者視察会にご参加されたんですか?

 

足場ベストパートナー経営者視察会の様子

山:初めて足場ベストパートナーの視察会で福島の足場工事会社フットホールドさんにお伺いしたんです。僕が一番年下で初参加ということで結構不安だったんですよ。でも、すごく温かく迎え入れてもらって、絡んでもらえて(笑)。ABPに参加している会社さんは会社としても人としてもしっかりされているんだと実感したんです。

そういった方々と繋がるキッカケをもらえたので、僕は自分からも連絡を取って勉強させてもらったりしています。

とにかく伊藤さんはきっかけをたくさんくれるんですよ。僕は「まずやってみよう!」っていう実践タイプなので、もらったきっかけを自分なりに実践して広げていっています。就労支援への参加も伊藤さんキッカケですしね。

 

記者 > 就労支援というのは、厚生労働省や、法務省がバックアップしている、刑務所出所者の方々の社会復帰支援ですよね?

 

山:はい。刑務所に入っていた方々の出所後の就業先として、山上建設に入っていただいています。職人さんの求人がうまくいかず悩んでいて、伊藤さんから無料求人への掲載をアドバイスされたことが最初でしたよね。無料求人に求人情報を掲載したら2週間後に戸建て経験者の職人さんが入ってきてくれたりして。あれは驚きました。そういった無料求人の中に「コレワーク」という矯正就労支援情報センターのお話もあって、受刑者の方々の就労支援を知ったんです。

 
 

 

伊:いろんな方に就労支援についてのお話はしたのですが、すぐに「やってみます!」と手を挙げたのが山上さんでしたね。

 

 

足場ベストパートナー対談企画にて山上建設の山上卓也氏と対談をする伊藤大輔氏

山:最初は”知りたい”っていう気持ちからでした。 他の人が知らないことを知りたいっていう欲は強いですね。そして、人がいなくて苦しむよりも、人がいて苦しむ方がいいなと思ったんです。

就労支援のお話を聞いて2〜3週間後には実際に刑務所へ伊藤さんと一緒に伺いましたよね(笑)。秋田刑務所でも70人くらいの受刑者の方々を前に自社についてのプレゼンをさせていただいて、求人を募りました。

実際にこれまで5名採用に至ったのですが、現在も働いているのは1名だけですね。「人は変われる」ことを伝えてはいますが、やはりすごく難しいですよ。本当に難しい。同じ人間だから、他の職人さんたちと同じように伝えればいいんだと思ってましたけど、そうじゃなかった。これまでの反省を生かしてもっと違う方法で伝えていく努力をしたいと考えているところなんです。

就労支援を始めて半年しか経っていないのに、この短期間でいろんなことが起こりました。僕自身が裁判の証言台に立って従業員を弁護するような経験もしました。就労支援を行うために、保護士の方々と繋がったり、様々な手続きも必要なんです。

こんなこと知ってる足場屋の社長ってたぶん僕くらいだと思いますよ。これらの経験も全てやってみたから分かったことで。貴重な経験です。就労支援では、まだまだ苦労の方が多いですが、出所して、ちゃんと自分の名義でアパートを借りて、結婚もして、しっかり家庭を持って仕事も頑張ってくれている職人さんがいます。人の根本を変えることはとても難しいことですが、こうして人生を変えて頑張れる人がいるので、これは続けていきますよ。

 

伊:山上さんは教育に本気で取り組んでいるので、少しづつ就労支援から来てくれた方々も定着していくと思います。 山上さんの教育への熱意は本当にすごいです。

 

 

山:技術力ナンバーワン!とか、栃木ナンバーワン!とは、まだ設立数年の僕たちが簡単に言うことはできません。まだまだだからこそ、社内教育は大切だと思います。

挨拶や礼儀といったことから、施工のロールプレイング、月に一度の安全集会など全員で行っています。第三者から年齢で甘く見られてしまうことはありますが、僕たち自身がそれに甘んじてはいけないですから。

 

足場工事業界の理想の姿とは?

足場ベストパートナー代表取締役 伊藤大輔氏

伊:足場工事会社さんの良い横のつながりが築かれているのが一つだと思います。そのつながりの場にABPはなりたいと思っています。

何でもかんでもではなく、山上建設さんのような優良な会社さんが集まるつながりです。

全国の優良な足場工事会社さんが集まる場所になって、「足場工事をどこに頼もうかな」と思った時に ABPに連絡すれば優良な会社に出会えるようにしたいです。

 

記者 >”優良”の基準は何なんですか?

 

伊:まずは職人さんを大事にしている会社さん。そして安全面や教育に力を入れて、常に会社を良くするために改善を重ねている会社さんです。

 

 

山:僕がABPに出会う前は、どう会社を良くすればいいのかそこから分からなかった。だから何か一つでも変えたいと思う課題がある会社さんであればまずはABPに参加して どんどん変わっていけばいいですよね。

 

 

伊:そうですね!

山上さんは圧倒的なスピードで変わっていっている代表です。

 

 

山:考えてみたら、伊藤さんに出会ったのは去年で、実はまだ一年も経っていないくらいですよね(笑)。月に一度の伊藤さんの会社訪問を待たずに、自分で伊藤さんに会いに行って話聞いてってことを何度も繰り返してました。

この短期間に、たくさんのアドバイスをもらいましたし、素晴らしい経営者の方々にもお引き合わせいただいて、本当に感謝しています。

 

足場ベストパートナー設立記念パーティで多くの足場工事会社経営者の方々に囲まれる伊藤氏

伊:足場工事業界の中で、職人さんどうしがふれあえる場所がまだ無いですし、意見を交換できる場も、一緒に学べる場所もありません。

良い会社の取り組みや、仕組み、新たな情報などを共有しあえるのもABPの魅力だと思います。

 

山:僕、本当は19歳くらいで独立したかったんですよ。その時に、ABPのような組織があったら間違い無く参加していたな〜。独立したいと思いながら、どうやったらいいのか誰も教えてくれないし、誰にも相談できなかったですから。

お金のこと、組織作りのこと、法律とか、、手探りしているうちに2年くらい経ってしまっていて。今思うともったいない時間でした。ネットや本で勉強するのも良いですが、やっぱり経験者に直接話を聞くのが一番早い。ABPでは今後、独立の支援もしていくんですよね?

 

伊:はい。実はもうWEBサイトを立ち上げていまして。もう間も無く公開できる予定です。

 

 

独立支援!? 業界に革命を起こしそうなサービスとは

足場業界の独立をサポートする機関の立ち上げについて語る伊藤氏と山上氏

山:革命ですよね本当に。

でも独立を目指している方にとっては願ってもないサービスじゃないで すか。僕もそうでしたが、社長や親方にも相談できずに一人で考えている方は大勢いると思います。

 

伊:多少の波風は立つでしょうね。でも、独立して自分の夢を叶えようとしている人に独立のノウハウをお伝えすることはとても大切だと思うんです。

例えば、独立してもうまく手元に置かれて、これまでと変わらない条件のまま請けが続く方がいたり、自分で仕事が取れずに、元に逆戻りしたり、この業界から去って行ってしまうこともある。厳しいことを言えば、そもそも独立して経営者になれるタイプではない方だっています。

独立支援センターへの相談は無料です。独立を考えている時点で、ちゃんと相談できる場所があれば、健全な会社経営をスタートでき、足場工事業界全体の健全化にもつながります。

 

山:独立前の僕だったら、

速攻で話聞きに行きますもんね。

 

 

伊:あ。でも、ABP会員企業さまの従業員の方が独立支援受けたい場合は、社長の許可が必要です。まあ山上さんはOKですよね。山上建設さんは職人さんの独立についてもOKで、 職人さんの夢を叶えることにも本気ですもんね。

独立支援センターでは僕だけでなく、経営に必要な知識を持ったプロの方々とも団結してサポートします。

 

独立支援センターへの相談は無料です

例えば、社会保険関連から、税務関連、営業代行、足場資材リース業、業務ソフト、人材採用、HPサイト制作など、足場工事会社に必要なコンテンツや専門家をご紹介できるので、一人で悩まずにまずは相談してほしいですね。

山上さんにも話してもらいたいです。僕は山上さんを足場業界の若手スターにしていきたいと思っているので!

 

山:そう言ってもらえて有難いです(笑)。

会社のビジョンとしても次世代の若手が活躍できる環境を作りたいと思っています。僕自身が仲間3人で独立して会社設立をしてからも結構苦労している方だと思う。僕が経験したこと、学んだことをこれから独立する方々に直接共有できれば、生かせることもあると思うので、お伝えしていきたいですね。

 


足場工事会社の経営支援、人財定着、営業面でのサポート。そして足場工事業界全体の良い横のつながり作りを進めながら、足場工事会社の立ち上げを目標にしている方のサポートもスタートするABP社。

足場工事業界に「あったらいいな!」というサービスをどんどん作り発信していく、という言葉通りスピード感を持ってサービス開発を進めています。春先には足場工事会社に特化した業務管理ソフトもリリース予定とのお話もありました。

足場ベストパートナーの理念「足場工事業界の未来を共に創る」に賛同いただける足場工事会社さんを全国で募集しておりますので、うまくいっている会社さんの取り組みを学びたい!自社をさらによくしたい!とお考えの足場工事会社さんはぜひご参加ください。(無料会員さんになるにはこちらから)

 

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