安全管理チェックポイント(足場編)

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安全管理チェックポイント(足場編)

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[2017/12/25]

落下事故が起きてからではもう遅い!事故を絶対起こさないための安全管理チェックポイント(足場編)

建設業は他の業種に比べて、いのちに関わる災害が発生しやすい業種の一つです。平成28年度は294名の死亡事故が起こり、事故原因では墜落・転落災害が最も多いのが現状です。

安全第一」シンプルながらなかなか達成できない建設業界の永遠の課題です。

 

 

今回は、墜落・転落災害を起こさないための要となる「足場」について、安全管理チェックポイントを株式会社オーテクニックさんの取り組みをもとに見ていきます。

足場工事店さんはもちろん、他業種の施工店さん、工務店さん、ゼネコン企業さんにとっても活用いただきたいチェックポイントですので、最後までご確認ください。

 

 

 

①足場計画・事前調査の精度はどうか

 

▶︎事前の現場調査と信頼関係

始終和やかな様子で下見を行っています
始終和やかな様子で下見を行っています

安全管理は、足場を依頼する時点から始まっています。現場調査の時に、挨拶をしない、人としての関わりを持とうとしない、コミュニケーションが取れない、そのような相手だと現場を任せるのが不安になります。

現場の担当者と人間としての信頼関係を築くところからスタートできれば、その後の連携もスムーズにとれて、最後まで安心して任せることができます。

ポイント

人間関係を築き、まずは人・会社として信頼できるかどうかチェック

 

 

 

▶︎連絡がマメ・早い

下見や打ち合わせで会った時だけではなく、その後の連絡をこまめに行う会社は信頼ができます。

見積もりやスケジュールの連絡はもちろん、できるだけ早くお返事できるような仕組みがあると、いざと言う時にも安心です。

外部との連携がマメにできるので、社内連携も早く、行き違いやミスが少なくなるのです。

ポイント

連絡がしっかりしていて不安にならない

 

 

▶︎鳶職人としての現場経験年数

依頼した足場屋さんが、若手でも年長でも、「足場屋歴」がどれくらいなのかはポイントです。足場を架ける際には工事内容に合った組み方や計画が必要になります。経験を積んでいないと工事内容の用途からズレていたり、使いづらい足場を組んでしまうことも。もし、担当についてくれた人が、職人としての経験が短くても、しっかりとしたベテランのサポートが受けられる体制になっているかは要チェックです。

ポイント

足場屋歴を知ること。足場屋歴が短くても、頼れるベテランの支援がありそうか確認すること

 

 

②声かけの有無

実際の施工現場でも、安全管理の意識が社員にあるかどうかを見ることができます。

 

▶︎元気に挨拶

現場の安全作業を進めるのに重要なのが”現場の雰囲気”です。元気に挨拶して現場に入ってくると、その場の雰囲気が明るくなり、空気が引き締まります。

職人同士がコミュニケーションをとる一番最初が挨拶。ここをおろそかにしない現場は、事故を未然に防ぐ環境と言えます。

ポイント
現場にいる全員が当たり前に挨拶をしているか

 

 

 

▶︎声かけをしながら作業

お客さんにも、ほかの会社との協業でも声かけしながら連携して作業を行います。現場の声掛けで情報共有ができ、ヒヤリ・ハットが周知徹底されて事故を防ぐのです。

声かけによって作業をスムーズに行って効率化につながり、時間に追われた現場にならずに済み、これもまた安全に作業ができる理由となっています。

ポイント
・情報共有をする場や時間は設けられているか

・作業中も細かな声かけが適切に行われているか

 

 

③整理整頓を常に意識

足場はとりあえず組めば良い、というものではなく、実際に現場で快適・安全に使ってもらうもの。事故が起きないような足場づくりができるかどうかが足場工事会社には求められています。

建設業界で起きた「墜落・転落」の死亡災害を発生箇所別にみると、「足場から」が最も多く発生しています。平成27年度のデータでは、2割が足場からの墜落・転落事故です。

そして、「足場から」の死亡者の被災時の行動を分析してみると、既に組み上がった足場上での作業中または移動中が56.8%と最も多いのが現状です。

足場での施工中・移動中の事故を減らすために、・足元に邪魔なものを置かない現場自体の整理整頓を行う足場に隙間を作らない、などを徹底することで事故を格段に減らすことができます。

手元の作業に集中している中で、ふとした段差や、隙間、片付いていない資材・工具に足を取られて転倒するなど、こんな物で?!と思うような小さな事が事故を引き起こしているのです。

オーテクニックでも、この整理整頓に非常に力を入れています。大掛かりな事ではなく、誰にでもできる整理整頓を地道に徹底する事が、安全な現場作りの一番の近道であるからです。


ポイント
現場は整理されているか?建材・資材は適切な場所に安全に管理されているか

 

 

 

④風が強く吹いた場合の注意喚起

 

強風の時には、足場に張りめぐらせたメッシュシートが横風を受けて足場全体を揺らしてしまいます。そのため、台風や強風の際には足場上部の養生シートや出隅部分の養生を絞り、風への抵抗を少しでも無くすための対応がなされます。

オーテクニックは、こういった情報をお客様に書面で案内をする「連絡」を行っています。

 

 

 

実際に足場を使われるお客さんが安全に仕事に従事できるように、そして周辺の方々に万が一がないように、情報発信を行っているのです。

これは一例ですが、風が吹いた場合の注意喚起や、その他起こりうるトラブルに備えての説明をしっかりするパートナーさんだと安心ですよね。

ポイント
風が強い時や、天候不良に対しての対応は万全か

 

 

 

⑤足場の設置後も第三者がチェック

 

 

 

足場を設置後に、施工した職人自身だけでなく、第三者がチェックできる体制があるとダブルチェックとなって安心です。

オーテクニックでは、安全管理部という施工部とは別の部署が施工現場に出向いてチェックを行います。品質管理者が毎日現場をパトロールに周り、マナーや近隣対応や足場の精度を厳しくチェックして各職人さんへの教育に取り組んでいます。

必要となれば、補修対応を行っています。職人教育でも現場を見せて、いつでも手本となる足場づくりをしています。

ポイント
足場設置後に第三者によるチェックは行っているか

 

 

 

⑥片付けも安全第一

 

足場は、最後には解体され、後に残らない仕事。だからこそ、キレイに片付けをしたいものです。オーテクニックさんにお話をお伺いした際も片付けや整理整頓に非常に力を入れていらっしゃいました。

まず取り組まれていたのが、資材引き上げの後も資材を掃き掃除し、次の施工での事故防止に努めているそう。

足場設置や足場片付け時の事故も一般的に多く発生しているため、同社では足場からの転落防止で親綱、先行手すりを使用しています。

腰道具はハンマーやラチェットなどに落下防止の器具の装着を義務付けています。

資材の保管にも屋根付きのヤードで保管をするなど、通常の安全管理以外にも、独自に取り組みを行っています。

 

ポイント
足場解体時にも安全対策を怠ることなく、基本を徹底しているか

 

 

もし、足場屋さんを探しているのであれば、一番は「信頼」がおけるかどうかという点。信頼はどの業界でも変わらないかもしれません。しかし、足場工事は人命にも関わる要の部分。安全管理の意識をしっかり持った会社を選びたいのが本音です。

建設業界の死亡災害発生数は、平成28年度は前年比10.1%減と、毎年減っていっていますが、これは業界全体が安全管理の意識をもって取り組んだ賜物でしょう。しかし、毎年7~10月(特に8月、9月)は、死亡災害報告数が高くなる傾向があるので、そういった傾向もつかみながら、安全管理は万全にしていきたいですね。

 

★今回アドバイスをいただいた足場屋さんは 株式会社オーテクニック さんです。

  

社 名   :株式会社オーテクニック
設 立   :2011年4月1日
代表取締役 :小川 功
資 本 金 :1,000万円
事 業 内 容 :足場仮設工事
建設業許可 :愛知県知事許可(般-28)第61418号 とび・土木工事業
社 員 数 :30名
所 在 地 :愛知県稲沢市北麻績町郷前15
電 話 番 号 :0587-81-7141

インタビュー記事はこちら↓↓↓

 

 

 


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